歯が弱いと認知症になる?
歳をとるにつれて、歯の大切さがよく分かるようになりますよね。
歯は健康のバロメーターとも言っても過言ではありません。
福岡県で、80才の男女824人の歯と健康の関連が調査されました。
咀嚼の力がきちんとある人に比べて、歯にトラブルがあるなど咀嚼する力の弱っている人は、寝たきりや要介護になるリスクが、なんと7.5倍になるという結果が出ました。
厚生労働省が愛知県内で調べた調査によると、65才以上の健康な人約4500人を4年間調べた結果では、歯と認知症との関連が分かりました。
歯がほとんどなく、入れ歯も使っていない人が認知症を発症するリスクは、歯が20本以上ある人と比べ、約2倍だったそうです。
専門家の分析によると、
「アルツハイマー型認知症では、海馬を中心にだんだんと脳の萎縮が進むので、歯が少ない人ほど認知症になるリスクが高い」とのこと。
歯が減ってうまく噛めないと、食事が柔らかいもの中心になり、栄養バランスが偏ってしまうのも原因にあげられるでしょう。
食物繊維やビタミン類が不足することで、 生活習慣病や認知症のリスクが高まります。
さらに、たんぱく質が不足すると脳の機能や筋肉の維持に問題が生じ、必要な自立的生活が困難になります。
歳を重ねても歯を残して、食事をきちんと摂ることができれば認知症予防にも繋がりますよね。
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