こんなに増えるの!?認知症患者
人口比率が21%以上の社会を超高齢社会と呼びます。
日本は26%が高齢者。
つまり、日本は超高齢化社会です。
しかも、世界第一位です。
そして現代の病気として、患者数が年々増え続けているのが、【認知症】です。
あまりに人数が増え続けているので、将来の患者数の推計も年が進むごとに変化してきているようです。
認知症患者数の推計として、主な情報の経緯を時系列順にまとめました。
2020年までには、300万人以上になるだろう
年齢とともに増え続ける脳の萎縮などを主な原因とする認知症。
60代後半の患者数の割合は約2%ですが、その後5歳ごとに倍増し、
85歳では、発症率が約30%になります。
患者数は、2010年で約200万人程度と言われていましたが、専門家の間では、すでに約242万人に達しているという意見もあります。
これまでの経過を踏まえ、今後の高齢者の人口急増を考えると、
認知症の患者は、2020年までには、300万人以上になるだろうとされています。
2013年 全国で550万人?
2013年12月11日に読売新聞紙上で衝撃的な事実が発表されました。
九州大学の調査によると、認知症患者が20年前に比べて6倍に増え、推計で全国550万人。
このままいけば、将来は認知症の高齢者が1000万人に達する恐れがあると言われるようになりました。
2025年には、認知症患者が700万人を超える
急速に進む高齢化に伴い、認知症は他人事ではなく、身近な問題となってきました。厚労省の推計によると、2025年には、全国で認知症を患う人の数が700万人を超えるとのことです。
65歳以上の高齢者(2025年の推計3,657万人)のうち、5人に1人が認知症になるという計算です。
すでに2012年の段階で、認知症高齢者は約462万人との推計が出ていますから、10年ちょっとで1.5倍以上に増えることになります。
また、2017年には、このままの伸び幅であれば2025年には、約1200万人となり、国民の10人に1人が認知症患者という大量認知症時代になってしまう、という意見でも出てきております。
まとめ: 世界各国で認知症の対応を急いでいるのが現状
認知症の中でも急増しているのは、アルツハイマー型認知症。
様々な要因で、脳細胞が破壊され、脳が萎縮してしまう病です。
昔は認知症の原因は脳血管性が最多とされていましたが、近年では脳が萎縮するアルツハイマー病が最も多い傾向にあります。
アルツハイマー型の認知症は、特に女性に多い傾向にあります。
残念ながら、未だに完全な治療法は確立されていません。
日本を始め、各国が国費を投じて認知症への対応や病の解明を急いでいるのが現状です。
今後の認知症患者数関連ページ
- 認知症に寄り添う妻の証言
- 一家の大黒柱の夫が認知症になった・・。 それでも夫を支え続ける奥さんの証言です。
- 認知症数増加に伴うトラブル
- 統計データから見えてくる未来。 2025年には日本の認知症患者が10人に1人の時代になるというのです。 その時期を見据えて、今私たちは何をしなければならないのでしょうか。。
- 認知症患者の楽園と呼ばれる街
- 認知症患者の方の楽園と言われる街があるそうです。でもその場所はヨーロッパのオランダ。日本での今後の認知症対策がどうなるのか気になるところです。
- 認知症の特効薬ってできるの?
- 現在有効な薬がないとされる、認知症。認知症を治す特効薬は作ることはできるのでしょうか?
- 認知症の予防はできるの?
- できれば罹りたくない、認知症。認知症の予防はできるのでしょうか?
- 認知症の薬の開発が難航している理由
- 認知症の薬の開発は難航しているようです。なぜそんなに難しいのでしょうか?
- 認知症予防薬ができたとしても・・
- 認知症の予防薬ができるとかできないとか・・。もし認知症予防薬ができたとしても、問題があるようです。
- 認知症の新薬がいよいよ発売?
- 特効薬がないと言われている認知症。その新薬がいよいよ発売されるという情報が・・
- 認知症の症状を放っておくと…
- もの忘れから徐々に進行していく認知症。 そのまま放っておくと、どのように認知症は進んでいくのでしょうか?
- 認知症のチェック
- 認知症は、早いうちに予防・対策をしておいたほうが良いです。以下の認知症チェック情報を参考にしてください。
- 認知症の早期発見に「もの忘れ外来」
- 最近、物忘れが多くなった…なんてこと、ありませんか? 症状が激しかったり、周囲に迷惑をかけることが頻繁になっていたら、認知症の可能性もあります。「ものわすれ外来」では、精密な検査をしてくれます。
- 詐欺など認知症高齢者の被害倍増
- 近年は物騒な時代になり、認知症高齢者が詐欺のターゲットになり、狙われる事件が後を絶ちません。 どんな被害があり、どう対策すべきなのでしょうか?
- 認知症患者の行方不明問題
- 現代では増え続ける認知症患者。 認知症のために外出したまま家に帰れず行方不明になってしまうという事件があまりにも多いので社会問題となってきました。
- 歯が弱い人は認知症になる?
- 歯が弱い人は認知症になりやすいという統計データがあるようです。 なぜ?どうして? どういう関連があるのでしょうか?
- 認知症と運転免許
- 平成26年6月1日より道路改正法が改正されました。改正内容は75歳以上のドライバーには認知機能検査が強化されるとのことです。
- 若年性認知症のチェック&対処
- 年々増加している若年性認知症。 若年性認知症のチェック項目や対処をまとめてみました。
- 認知症患者を救うアザラシ型ロボって?
- 近年、認知症ケアに役立つロボットが活躍し始めています。 認知症の患者の心を癒し、認知症の進行を遅らせたり、改善させる効果が期待されています。今後も注目ですね。
- 胃薬で認知症発生の可能性!?
- 胃薬に含まれているある成分が、認知症に影響しているという報告もあります。どんな成分が影響を与えているのでしょうか?
- 認知症を受け入れるのに10年かかった…
- 身近な人が認知症になることは本当につらいことです。「スーパーニュース」のメインキャスターだった安藤裕子さんが証をしてくれました。
- 「脳震とう」とアルツハイマーの危険な関係
- 激しいスポーツや事故などで、脳震盪(のうしんとう)を起こしてしまうこともあります。程度や回数にも因りますが、脳震盪が将来の認知症発症にも影響をあたえる、という報告もあります。
- ドラえもんが認知症!?
- 初代ドラえもんの声優として有名だった大山のぶ代さんが、認知症になっていらっしゃるそうです…
- 長生きの先に待っている認知症
- 医学は進歩して、様々な難病を治すことができるようになってきました。でも、その先に待っていたのが、私たちを脅かす・・・
- 認知症と向き合う社会に
- 高齢化社会になり、これから先もどんどん認知症患者は増えてきます。身近にも増えてきてしまいますから、認知症に向き合わないといけないですね。
- 認知症をめぐる歴史
- 認知症という症状はいつから注目されるようになったのでしょうか? 認知症に関する歴史を年表形式にしてみました。