認知症は最新の現代病と呼ばれています。
2025年には、国民の10人に1人が認知症という、認知症時代が来る、とも言われています。
認知症患者のさらなる増加に伴い、以下のようなトラブルがますます増加することが予想されます。
①医療トラブル
救急外来に運ばれる患者の4割が認知症の方。
1日2、3人の認知症患者が運ばれてくるそうです。
会話のやりとりができないので、お医者さんとのコミュニケーションが取れずに診察に時間がとられてしまいます。
病院でも待ち時間もますます長くなってしまうことでしょう。
②交通トラブル
現在でも認知症が疑われるドライバーのうち、約6割が自動車の運転を続けているそうです。
75歳以上の高齢ドライバーには講習予備検査と呼ばれる認知テストなどの検査があります。
しかしながら、実際に免許を返し、ドライバーを卒業するのは、個人それぞれの判断に任せられているのが現状です。
たとえ認知症の疑いがあったとしても、1年間以内に事故などがなければ免許取り上げにならない、というのが現在※の法律です。
※2016年現在
高齢者のドライバーの中には、
「車がなくなると生活ができなくなるので、死ぬまで運転したい」
という方も多いようです。
2017年の道路交通法の改正によって事態はある程度改善されるようですが、これからも高齢化がどんどん進んでいく時代になります。
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