認知症になっても自由に暮らせる街
認知症になっても安心して普通に暮らせる街があります。
日本と同様に高齢化が進むオランダに認知症患者のための街があることで世界中から注目を集めている場所があります。
その場所はオランダ首都アムステルダムの郊外にあるウェースプ市にあるホフヴェイという街で、その町民はなんと100%が認知症患者です!?。
実は、ホフヴェイは街規模の大きな終身介護施設になっているんですね。
その広さ12000平方メートルという広大な敷地です。その中に約150名の認知症患者が住んでいる、というわけです。
敷地内には普通にスーパーマーケットに買い物にも行けるし、病院などの生活に必要な施設もそろっています。
他にもカフェや美容院、ジムなども完備されています。
喫煙所などもあります。
このホフヴェイという施設では、
『認知症になってもなるべく普通の生活が送れるようにすることで、症状の進行を遅らせる』
というコンセプトになっているんですね。
安全対策もしっかり施されていて、街中には店員などのスタッフが約250名ほどいますが、実はすべてのスタッフが介護の資格をもっているのです。
そのため、安心して患者たちも生活できるんですね。
ホフヴェイの入居者は医薬品の量が少なくなって食欲が増し、寿命も長くなる傾向があるようです。
国の政策と老後の不安
オランダは消費税(付加価値税と呼ばれています)は21%です。
多くの税金を納める代わりに、老後の福祉に役立てているようです。
結局オランダは国が老後に対する不安を解消していくための準備と負担しているわけですね。
日本では消費税を10%にするにも反対する人が多いため、2016年現在では先延ばしになっています。
オランダ … 0.5% ※ 第25回ヤクルト健康調査より
日 本 … 95% ※ エン・ジャパン「ユーザーアンケート」より
という結果になっています。
残念ながら、少子高齢化の日本では、なかなか国の政策に期待は難しそうですね。
自ら老後の対する備えをしっかりしておきたいものです。
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