認知症の薬を作るのは、なぜ難しいのでしょうか?
それは、認知症がどのような仕組みで起こっているのがの原因がはっきりとわかっていないためです。
現在のところ、認知症の原因として有力な説が、「アミロイドβ」と「タウ」という二つのたんぱく質が病気の発症に関係しているという説です。
症状が出る10年以上も前から、少しずつ「アミロイドβ」が脳にたまり始めて、その後、もう一つのたんぱく質「タウ」がたまることで、神経細胞が死に至るようになり、認知症の症状が出ると考えられています。
現在、認知症の特効薬を開発しているアメリカのベンチャ―企業のウィシクの新薬は、この「夕ウ」を標的にすることで、細胞が死ぬのを防ごうとするしている点が、従来の薬とは異なっているようです。
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